確定拠出年金とは
老齢年金の補完的役割
老齢年金といえば原則65歳から受給できる公的年金の一つですが、
確定拠出年金は、その老齢年金の上乗せの自助努力型年金として、将来に備えることができる私的年金の制度です。
確定拠出年金の種類は2種類
私的年金は、個人年金と企業年金に分類されます。
個人年金は生命保険会社の個人年金保険や国民年金の付加年金、国民年金基金などが挙げられます。
一方で企業年金には、確定給付型企業年金や中小企業退職金共済などが挙げられます。
確定拠出年金には、以下の二種類の通り、個人年金に分類される「個人型」確定拠出年金と、企業年金に分類される「企業型」確定拠出年金があります。
- 企業が企業年金制度として採用する「企業型」確定拠出年金
- 個人が資産形成を目的として加入する「個人型」確定拠出年金
それらの違いはというと、「個人型」確定拠出年金は、個人が自らの資産形成のために拠出金を拠出します。一方で「企業型」確定拠出年金は、企業が拠出金を拠出します。
弊所では「企業型」確定拠出年金を、企業の企業年金や福利厚生制度の一環として導入を検討される企業様に対し、制度設計から導入時の制度申請のサポートと導入後の制度運用のサポートをさせていただきます。
企業型確定拠出年金のメリット
企業型確定拠出年金の導入には、企業のメリットと従業員のメリットのそれぞれがあります。
導入企業のメリット
- 従業員モチベーションのアップ・人材確保の差別化
「従業員の将来を備えをしてくれている」という安心感や信頼感が生まれ、故に従業員のモチベーションアップや採用時の差別化を図ることができます。
- 経営者や役員も加入ができる
厚生年金被保険者であれば、経営者や役員であっても加入することができます。
また導入できる事業所は厚生年金加入者が1人以上いる事業所であるため、従業員のいない1人社長でも加入ができます。
- 事業主が負担する掛け金は全額損金
事業主が負担する掛金は全額福利厚生費として計上ができます。掛金は全額損金とすることができます。
従業員のメリット
- 拠出時の税制優遇
掛金は全額所得控除となるために所得税と住民税を節税できます。ただし同時に社会保険料の算定の対象外となる場合がありますので、受け取る公的保障額が減少するリスクもあるため注意が必要です。
- 運用益の税制優遇
通常、投資信託を運用した際に得た利益(運用益)にはおよそ20%の税金がかかりますが、それらが全て非課税となります。
- 受取時の税制優遇
運用して得たた年金原資を年金で受け取る場合は公的年金の受け取りと同様「公的年金等控除」の対象となります。年金原資を一時金で受け取る場合は退職所得の扱いとなり「退職所得控除」の対象となります。
- 転職時のポータビリティ
拠出した年金資産は天職や離職時も持ち運ぶことができます。ただし一旦現金化して移管することになることなどに注意が必要です。
企業型確定拠出年金の導入までの流れ
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1まずはHPよりお問い合わせください
まずはHPよりお気軽にお問い合わせください
お問い合わせをいただいた後、弊所より制度についての説明などの日時についてご案内をさせていただき、
制度の内容と導入の流れ、導入に必要な情報などをヒアリングさせていただくお打ち合わせをさせていただきます
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2制度設計
それぞれに合った企業の退職金・年金に関する制度設計を行います
制度を導入するためには従業員代表の同意を得る必要があったり
場合によっては従業員説明会なども開催したりするなど、双方が納得できる制度を設計します
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3必要書類の整備と申請
申請に必要な書類の準備を整え厚生局へ申請を行います
申請にあたって必要な就業規則や賃金規程の改定も弊所にてサポートさせていただくことも可能です
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4制度のスタート
申請から承認までおよそ2ヶ月を要します
加入者それぞれが運用商品の選択や資産配分などWeb上で運用を行っていきます
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